2022.11

自分の生き方を肯定したら文章が書けなくなりました。⁡⁡⁡⁡うれしい悲鳴です。⁡⁡と同時に、⁡さみしい悲鳴です。⁡⁡⁡⁡⁡思えば大学を出てからずっと自分の生き方を肯定できずにいました。⁡⁡⁡⁡新卒で採用された会社を１ヵ月で辞職して、⁡東京で頑張ろうと思って転職活動をしていた最中に持病のアレルギーが悪化。⁡⁡実家に帰らざるをえない状況になり、半年ほど療養しました。⁡⁡それから、再就職をしたものの⁡「自分の居場所はここじゃない。どこか違う場所にある。」⁡そう思いながらずっと働いていました。⁡⁡⁡⁡その思いが良くも悪くも顕在化され、半年ほど経ったのち人生で２度目の辞職を決断しました。⁡⁡身体というものは正直でストレスが大きかったのか、また持...

⁡「 風の会話だ。」⁡⁡⁡⁡日曜のお昼、電車に揺られていたときの事。⁡⁡⁡とある駅で３人の親子が乗車され、私の向かい側に座られました。⁡⁡お父さんとお母さんと中学生くらいの娘さん、３人のご家族です。⁡⁡すると、お母さんが手話を始められました。⁡⁡続いてお父さん、娘さんと、手話で会話されています。⁡⁡⁡⁡「 “ silent " だ。」⁡と、思わず私は現在放送中のドラマ『silent』を思い浮かべました。⁡⁡⁡⁡ドラマ『silent』は、「音のない世界で再び出会った二人」をテーマに川口春奈さん演じる主人公の紬(つむぎ)とかつての恋人で音を失った想(そう)との再会が描かれたドラマです。⁡⁡ドラマの中では想を中心に登場人物が手話で会話する...

⁡⁡今日はちょっと命との向き合い方のお話です。⁡⁡⁡お釈迦さまっていらっしゃいますよね？⁡2500年前に生まれたとされる仏教創始者のお方です。⁡⁡⁡その悟りをひらいたとされるお釈迦さまでも恐れたものが「病・老・死」です。⁡⁡⁡王子として生まれ、幼いころから何不自由のない暮らしを送っていたお釈迦さまですらいつしか、⁡「生まれてきた者は年老いて、病気にもなり、そしていつか必ず死んでしまう」という、誰一人と逃れることのできない問題に思い悩むようになります。⁡⁡人間、動物、植物、⁡万物に訪れるものが「衰」や「死」です。⁡⁡そして「死」は自身で体験する事ができません。⁡⁡「生」もまた、自身で体験する事ができません。⁡⁡「生」と「死」はとても大...

⁡⁡- 永久の未完成これ完成である ⁡  (宮沢賢治/日本の詩人)⁡⁡⁡⁡今選んだ道が正解か、わからない。⁡⁡これから選ぶ道が正解か、わからない。⁡⁡⁡人生は選択の連続です。⁡⁡⁡自分が選んだ道が人生という地図を作っていきます。⁡⁡⁡⁡過去選んだ道、これから選ぶ道が合っているか疑問をもったとき、⁡どうか宮沢賢治の言葉を思い出して欲しいのです。⁡⁡⁡⁡- 永久の未完成これ完成である⁡⁡⁡生きていると人は必ず、正解を求め選択するでしょう。⁡⁡その度に「この選択は正しかったか、この選択こそ完成か(正解か)？」と自己に問います。⁡⁡⁡「自分という人間の人生をはやく完成させよう」と焦ってしまいます。⁡⁡⁡しかし、どの選択も...