卒業文集・改訂版



「セリエAに入団します。」
サッカー選手の本田圭佑は
小学校の卒業アルバムにこう記した。
そして約15年後、
見事彼はその夢を叶えるのである。
卒業文集というと
そのテーマの多くが
「将来の夢」である。
そのほか、
「学校での思い出」や
「自分の宝物」などのテーマもあるが、
のちのち見返したときに
面白いものが「将来の夢」という
テーマなのだろう。
就職や結婚、
人生の節目に読んでみるのも面白い。
卒業文集が純真だった自分を
思い起こさせてくれる。
私たち人間の人格形成は
主に3歳頃から始まり、
10歳頃までに確定するそうだ。
何十年と生きていくというのに
10歳である程度の人格が
決まってしまうのは、
なんだか早すぎる気もする。
もう少し、せめて
中学を卒業する15歳まで、
猶予が欲しいものである。
10歳で人格が確定しているならば
人格形成がされて間もない
12歳頃に書いた「卒業文集」は、
自分の純真な本質が表れていると
言えるのではないだろうか。
私は卒業文集の将来の夢に
「ふつうの暮らしをすることが夢、
健康で好きな仕事ができて、
趣味も十分できるような暮らし。」
と書いていた。
あと数ヶ月で26歳を迎える私は、
「これが私の本質」と改めて
思い知らされる。
  
例えいくら25歳の私が
「名誉、地位、権力」を望んだとしても
自分の本質はきっとそこにはない。
今の行動のすべては
この”12歳の本質”に
向かっていっているような気がする。
人生において、
この"12歳の自分の本質"を
欺くことはできない気がする。
とすると、
「世界中を旅行する!」とか
「哲学者になる!」「巨万の富を得る!」とか
書いておけばよかったな、と。笑
今になって思う。
やはりこれから先の人生も
この12歳の自分の本質が
導くままに歩んでいくのだろうか?
いやいや、
ちょっと待ってくれ。
こうするとしよう、
- 【「将来の夢」25歳9ヶ月・改訂版】
⁡自由な暮らしをする。
楽しくも、豊かさで
自由な暮らし。
それが私の夢です。
よし、 
本日入稿。

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