「人(相手)に期待することって
人間らしさじゃない？」
私の友人が私に
こんなことを問いてくれました。
私は「確かにな」と思い、
”期待”ってなんだろうか？
と考えてみることにしました。
調べてみると期待とは
「あることが実現するだろうと
望みをかけて待ち受けること。
当てにして心待ちにすること。」
だそうです。
「望みをかける」「心待ちにする」
これって
「欲する」「求める」とも言えますよね。
「欲する」「求める」
言葉を言い換えれば「欲」になります。
また”欲”という言葉、これには
「人間、動物が、それを満たすために
何らかの行動・手段を取りたいと思わせ、
それが満たされたときには
快を感じる感覚」
という意味があるそうです。
私もそうであるように、
人間と”欲”は切っても
切り離せない関係にあります。
期待という言葉、
そこには「欲」と「人間」が
間接的に関わっているということに
私は気づきました。
そうなると、
友人が私に言った
「期待って人間らしさじゃない？」
という言葉に深く頷くことができます。
片思いで相手に期待しちゃうのも
「好きになって欲しいという欲」です。
仕事で相手に期待しちゃうのも
「もっと上にあがってきて
欲しいという欲」です。
親が子供に期待しちゃうのも
「立派になって欲しいという欲」です。
私は期待という言葉から
とても人間らしさを感じました。
私が期待という言葉の
真理を考え切ったところで、
友人は続けてこんなことを言いました。
「”人(相手)に期待しない方がいい”
って芦田さん(芦田愛菜ちゃん)は
言ってたけど、相手に期待しないで
自分の感情と淡々と生きていくのは
寂しい気がする。」
「僕に当てはめたら
僕はきっと殻に閉じこもってしまう」
そう私に言いました。
おそらく彼は、
「人(相手)に期待して生きていきたい」
「相手に期待して生きていくことで
自分は人間らしく生き、
孤独な人生を断ちたい」
そう言いたいのだと私は解釈しました。
実は私は期待について、
彼とは逆の考えだったため
正直驚きましたが、彼のように
「人(相手)に期待して生きる」
ことをモチベーションにする方が
良い人もいるのだなと思いました。
そこで私は彼に
「あなたはその生き方の方が良い、
合っているのだと思う！」
そう伝えました。
しかし
彼とは考え方が逆だった私。
考え方が逆ということは、
「私は期待して生きていない」
ということになります。
そうなのです、
正確に言うと私は、
２０歳を過ぎた頃くらいから
期待して生きることをやめました。
「人(相手)が与えてくれる」
という”期待”をやめました。
それは、
期待して生きて疲れたからです。
期待して生きることをやめた私は
自ら選んで殻に閉じこもったと思います。
それでも私は、
孤独やさみしさを感じませんでした。
なぜなら
自分が好んで孤独になったからです。
今も特に孤独は感じていません。
私の友人のように
「人(相手)に期待して生きる」
ことがモチベーションになる人。
私のように
「人(相手)に期待して生きない人」
どちらも正しいと思います。
ですが、もし
人(相手)に期待していて、
お辛い方がいらっしゃるのであれば、
私からはこんな考え方をご提案させて
いただきます。
どうぞ
「人(相手)に諦めてみてください！」
私は「諦める」とは
「明らかに見る」で「あきらめる」
だと思っています。
自分が日常の中で
人(相手)に期待してしまいそうな時、
その人に諦めてみてください。
人(相手)に諦めてみておけば、
期待が叶わなくてガッカリすることも
ありません。(私の経験上そうでした)
「期待しないように」と思うと
期待している気持ちが”ある”ことを
否定してしまうので、
余計に辛くなってしまいます。
ですが
「諦めてみる」は最初から諦めているので
”ある”がないのです。
ゆえに、期待をやめやすいと思います。
(自論ですが(謝))
「諦めてみる」は習慣づけることで
より効果を発揮してくれますので
お試しになる方はぜひ、
続けてみてくださいね！
あなたは
”期待”という言葉についてどんな
イメージを持っていますか？
私は友人に感謝しています。
「期待という言葉の真理」に
気づかせてくれたこと。
そして考え方の違いを教えてくれたこと。
孤独を選んだ私ですが、
今回私に問いてくれた友人を
これからも大切にしていきたいと
思っています。
いや、"大切にしていきたい"は
上から目線ですね。
(訂正)
大切にさせていただきたく
思っております！
さぁて〜？！
友人は次にどんな「問い」を私に
与えてくれるのでしょうか？！
・・・？
(「あれ？”期待してない”って
言ってたよね？」読者の声)
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