私と姉


23歳の私には3つ上の姉がいる。




小さい頃はケンカばかりで
母を困らせてた我ら姉妹。




でも、私の姉が姉じゃなかったら
今の私はいない。





ある日、3裁くらいの私は
マクドナルドの駐車場を
うろうろしていた。


その日は日曜日でとても
車が多く危ない状況。


ところがそんな私を店内から見つけてくれて
安全な場所に運んでくれたのが姉。



もしあの時
見つけられるのが遅かったらと思うと
本当に姉は命の恩人である。





そんな姉は
高校では生徒会長を務め
大学では空手部の部長、
卒業後は大企業のM商事に新卒で入社。


世間的に優秀と言われる姉の存在は
プレッシャーになる人も多いが
私にとってはとても心強いお手本だった。






ある日、母が言った。

「ふみちゃんが生まれた日、
ずっとムスッっとして寝てたんだけど、

お姉ちゃんが見に来て笑ったら、
急に笑顔になったの。

お姉ちゃんに
会いたくてしかたがなかった!
って顔してたよ」と。




それをきいて私は思わず涙が出た。

きっと23年前の誕生日と同じ感情が
涙に変わってこみ上げてきたんだと思う。





8月27日で24歳になる私は心から願う、


24年前の誕生日に
姉が私に見せてくれた笑顔と共に
この先も仲良くしていけたいいな、と。





そんなことを思った誕生日の2日前である。

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