私は喫茶店に入るとよく
レモンティーを頼む。
それもお砂糖なしのストレート。
夏はアイスティーで
冬はホットティー。
新刊の雑誌と
紅茶の香りを楽しみながら
味わう朝の優雅な時間・・・・・・・
ではない。
ではないのだ。
このレモンティー。
飲む度に
なんで頼んでしまったんだろうと思うほどの
酸味、苦味、渋み。
無糖ならまだしも、
レモンがここに加わったことで
胃に液体が到達するころには
きしゃーーーーと胃を縮み上がらせる。
毎回こうなるので今日は
｢美味しいなっ美味しいなっっ
う〜ん
たまらないよなぁ
この爽やかな味っ！！うんうんうんうん｣
と思って志村けんさん風に飲めば
美味しく感じるかもしれない！と思い
チューチューと
石ちゃんがグルメ番組で
飲むようにして飲んでみたけど、
やはり
なんで頼んでしまったんだろうと
思う味。
どーうしてー
君を頼んでしまったんだろう
(※東方神起のどうして君を好きになってしまったんだろうの替え歌)
レモンティー強えぇ。
アイスティーはまだまだ良い。
渋みの中にわずかな甘味を感じられる。
私の舌はこの苦行にも近い
飲み物のおかげで
"いかれちまった"わけだ。
このいかれちまった舌で
ホットティーを飲む。
どんな味がすると思う？？？
"いかれちまった味"だ。
上品にティーカップの中に
たまった茶色の液体は
漢方薬と化す。
私はテーブルに
"漢方薬"が運ばれてくると
それを目の前に座る母に苦行を悟られないように飲む。
ちみちみと飲むのではなく
2回に分けて飲む。
1回で飲んでしまったら
私は漢方薬の効能で
より"いかれちまう"からだ。
なぜ
美味しくして紅茶を飲まないかって？
ここまで読んでくださった方の
ほぼ全員が思う疑問に答えよう。
それは、、
それが私だからだ。
自分でもわからないが、
こうして朝から苦行をすることで
自分を律したいのだとおもう。
たとえそれが優雅な朝の時間だったとしても。
みなさんの中で私と同じ
苦行を体験してみたい方は
ぜひ無糖のレモンティーを頼むことを
オススメする。
私はこの先もみなさんより先にいく。
"いかれちまった舌"が
"いっちまった舌"になったとき
どんな景色が見れるか知りたいからだ。
※文中で言葉づかいの悪いところが
ございますが表現のひとつでございますので
何卒ご理解頂けますと幸いです。
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