「解釈」という色鉛筆の色付け次第で人生は多様に彩られる




「上司から怒られた」
「友人に挨拶したが返事をされなかった」
「就職・転職に失敗した」
突然ですが、
これらの出来事について
あなた様ならどのように判断しますか?
「上司は私のことをよく思っていない」
「友人は私を嫌っているから無視をした」
「私に魅力がないから落とされた」
このように判断しますか?
それとも、
「上司は私の至らぬ点を
  的確に指摘して下さった」

「私の声が友人にたまたま
  聞こえなかっただけだろう」

「きっと別の仕事のご縁があるのだ」
このように判断しますか?
 - 事実というものは存在しない。
 存在するのは解釈だけである。
   (フリードリヒ・ニーチェ/ドイツの哲学者)
私たちは日常の中で
様々な判断を下しています。
そしてその判断は「解釈」とも呼ばれ、
人それぞれありとあらゆる解釈が
この世界に存在しています。
多種多用な解釈は
まるで色とりどりの色鉛筆のよう、
生まれてから死ぬまで、
ずっと私たちの手元に置かれています。
私たちはその解釈の色鉛筆を使って
「出来事・人生」という名のぬりえに対し、
色付けをしていくのです。
冒頭の質問に戻ります。
否定的、ネガティブに考えた人の
ぬりえはおそらく暗い色に塗られて
いるのではないでしょうか?
手元の”解釈の色鉛筆”も
暗い色ばかりが
減っていると思います。
逆に、
肯定的、前向きに考えた人の
ぬりえはどうでしょうか?
おそらくカラフルに塗られている
のではないでしょうか。
きっと手元の”解釈の色鉛筆”も
明るい色が減っているでしょう。
人生です。
全面が明るく綺麗な色の
ぬりえにならなくてもいいと思います。
時に暗く塗った箇所があっても
それがその人の”味”であり、
人生の趣(おもむき)になります。
ですが、
ぬりえを暗い色で塗りすぎて
「自分のぬりえ(人生)を見たくない!」と
思わないようにだけお気をつけください。
あなた様が今、
手のひらにどんな色鉛筆を
握っていらっしゃるのか、
人生のぬりえがどのように
塗られているのか私にはわかりません。
しかし、
どんなぬりえであっても
あなた様のぬりえです。
上からどれだけでも
色付けることができます。
たった一度
暗く塗ってしまったからといって、
落ち込む必要はございません。
色鉛筆を持ち替えれば
大丈夫です。
色付けだけでなく、
模様も描き足したりして、
どうぞあなた様だけのぬりえを
完成させてください。
解釈は「色鉛筆」です。
あなた様は
どのような色を集めますか?
そして、
どのように色を塗られますか?


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