「善く生きる」- 孤独を脱する方法 -





- 善く生きる
 (ソクラテス/古代ギリシャの哲学者)
「哲学の父」とも呼ばれるソクラテスが残した
”善く生きる”という言葉を
耳にされた方も多いのではないでしょうか。
ソクラテスの言う
”善く生きる”とは単に生活を送り、
なんとなく生きることとは異なります。

”善く生きる”とは、
己の精神を純粋に保ち、
良心にしたがって生きる。
ということです。
呼吸し、食べ、排泄し、寝る。
これら人間以外の動物でもできることの他に、
人間だからこそできる生き方がある。
それがソクラテスの言う
「自身の精神を高め
良心に従い生きること」
すなわち「善く生きる」です。
では、
「善く生きる」とどのような
良いことがあるのでしょうか。
これは私の持論になりますが、
善く生きると人は孤独から脱することが
できるのではないか?と思います。
「孤独」とは
他者との関わり合いがなく
ひとりぼっちで寂しい状態のことです。
なぜ善く生きることが
孤独を脱することに
繋がるのでしょうか?
善く生きることで他者はその人を
「良い人」「優しい人」あるいは
「親切な人」と言うでしょう。
ここで少しあなた様に
考えてみて頂きたいのですが、
あなた様が誰かに何か手伝って欲しいとき、
「いつも機嫌が悪く意地悪な人」と
「善く生きている人」
どちらにお願いしたいですか?
よほどの理由がない限り
あなた様は後者を選ばれると思います。
人間には防衛本能がありますので
自分を傷つける人とはできる限り
接点を持とうとはしないでしょう。
いかがでしょうか?
善く生き、人に親切な人の方が
他者との接点が多く
必要とされることがお分かり頂けると思います。
また、
人間には必要とされたいという
承認欲求がございます。
承認欲求が満たされると
自分は世の中に役立つ存在だという
強い「自己肯定感」が得られます。
善く生きることで人に必要とされ、
人の役に立ち、自己肯定感も高まり
孤独を脱することができる。
というわけです。
「善く生きる」
これはとても素敵な生き方と
言えるのではないでしょうか。
- 人は、生まれつき孤独なのです。
(アインシュタイン/ドイツの物理学者)
こちらは世界の超有名どころ、
アインシュタインが残した言葉です。
たとえあなた様自身が
家族、恋人、友人に囲まれていても
全てにおいてわかり合うことは難しいものです。
「究極の一致はない。」
と思うと人は常に孤独と共にあると
言えるでしょう。
だからこそ「善く生きる」ことで、
孤独から脱することができると
私は思います。
孤独はふと訪れるのではなく、
孤独は常にあるもので、
誰かの存在がその孤独を
打ち消してくれているのだと思います。
あなた様が
誰かの孤独を打ち消す存在として
善く生きられることを
心から願っております。

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