「頑張れ!」は味方の言葉



⁡ゴールデンウィークが明けて
数日経ちましたね。
「しっかり休んだ事だし、
頑張るかぁ〜」と
皆様、
気合を入れられたことと
思います。
本日はその「頑張る」について
お話しさせていただきます。
「頑張る」
これは
「我を張る」「眼を張る」
の2つが語源だと言われています。
1つ目の「我を張る」は、
ある場所に座を占めて、
少しも動こうとしないこと。
苦しさに負けずに
努力をすること。
他の意見を押しのけて、
自分の意見を押し通すこと。から
「我を張る」で「頑張る」
になった説です。
して、
2つ目の「眼を張る」は、
目をつけることや、
見張ること、よく見ること
動じないこと。などが
「頑張る」になったという説です。
1つ目の「我を張る」も
2つ目も「眼を張る」も
「動じない」という意味合いが
共通にございます。
「緊張感を持って物事に対峙する」
という様子から「気張る」に近い
意味も感じます。
では、
本人ではない周りの人が
「頑張れ!」と言うときは
どうでしょうか?
同じ「頑張(る)」でも
先ほどご紹介した「頑張る」とは
少し意味合いが変わってきますよね。
「はい!
両手広げて我を張ってきてね!」
「明日の試合。
しっかり眼(ガン)飛ばしてこいよ!」
なんていう意味で
言ってるわけではないと思います。
では、
「頑張れ」にはどのような意味が
含まれているのでしょうか?
英語だと「頑張れ」は
「Good luck」で幸運を祈る
になります。
中国だと「頑張れ」は
「加油(ジャーユー)」で
エンジンや火に油を注ぐように燃えろ!!
という意味になります。
イタリアだと「頑張れ」は
「フォルツァ」で
力・強さという意味になります。
「頑張れ」といっても各国で
様々な意味が含まれていることが
わかります。
かわって、
日本ではどうでしょうか?
日本で「頑張れ!」は
「期待してる!」
「できるはず!」
「この調子!」と
ポジティブな意味も多い反面、
ネガティブな側面もあると
個人的に感じています。
それは、
頑張れと言われると
「これ以上
どう頑張れっていうんだよ」
「精一杯、頑張ってます」
と、辛くなる方がいることを
存じているからです。
頑張って = まだまだ
頑張って = もっと上を目指せ
頑張って = 逃げるな
時として、
ネガティブに捉えてしまう「頑張れ」。
ですが、
「頑張れ」の本質を見つめてみると
こんな意味が隠されているのではないかな?
と感じました。
それは、
「味方だよ」という
相手を肯定する意味です。
「頑張れ」って
相手のことを認めているがゆえに
伝えられる言葉だと思います。
時には、
期待の感情により「頑張れ!」と
伝えることもあるかもしれませんが
少なからず相手のことを肯定し、
認めているからこそ味方として
「頑張れ!」と応援したくなる、
伝えたくなるのだと思います。
例えば
スポーツの国際大会で
「ガンバレ!日本!」と応援するとき、
応援する人は
日本の味方になっていると思います。
味方、味方ばかり言ってしまうと
それ以外は敵というニュアンスに
なってしまいますが、
そうではなくてあくまでも
「肯定的に捉えている」という
ポジティブな意味でございます。
あなた様には
応援したい誰か、
励ましたい誰か、
元気になってほしい誰かが
いらっしゃいますか?
あなた様が誰かに
「頑張れ!」と伝えたいとき
あなた様は他でもない
その誰かの味方・サポーターです。
どうか、
この文章を読み終えた後の
「頑張れ」があなた様の中で
 ポジティブな「頑張れ」で
 ありますように。
頑張れ、
頑張れ、
あなた様、頑張れ!!!

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