知性と人間力と




「Universe25」
通称、
「ネズミユートピア」と呼ばれている
実験をご存知の方は
いらっしゃるでしょうか?
私は先日、
ナオキマンさんという
ユーチューバーの方の動画で
この実験を知りました📝
この実験の内容は、
動物行動学者のジョン・B・カルフーン氏が
1960年代に行った実験です。
食料も水も十分に補給される広い空間
「ユートピア」を人工的に作り、
そこに健康なマウスを
8匹(雄雌4組)を放ちます。
”何にも脅かされない環境では
マウスはどのような行動を見せるのか?”
について経過観察をするという実験です。
(途中の経過は省かせていただきます)
気になる実験結果は、
膨大に増えたマウスは争いを起こし、
メスのマウスは育児放棄をはじめ、 
次第にマウスは生き絶え、
生体数が激減していきました。
そして、
奇跡的に生き残ったメスのマウスは
ユートピアから他のマウスがいる環境に
移されましたが、
それでも他のマウスと交わることなく
孤独に生涯を終えていきました。
なんと25回の実験、
すべてがこのような結果になったそうです。
 
ネズミたちには
何不自由ない生活が
与えられていたのにも関わらず、
争いを起こし、モラルは崩れ、
ユートピアは「終焉の園」と化しました。
人間と同じ哺乳類であるマウスから
このような実験結果が出たため、
人類絶滅のシナリオとも呼ばれていますが、
私たちはマウスではありません。 
(当たり前ですが😅)
私たちは生理的欲求の他に、
「こうなりたい!」
という自己実現の欲求や
「もっと知りたい、学びたい」
という知的好奇心。
「誰かを愛し、愛されたい」
という親愛欲求を備えています。
こうして文章を打っている私も
自分の人生を充実させたいという
生きがいに対する欲求を持っています。
1人1人が知性、人間力を磨くことで
「Universe25」の実験とは異なる
ユートピアが人間には作れると思いました。
そのために
よく学び、善く生きることが
大切なのだと思います。
「誰かを想う行動が
明日の自分だけでなく
共に生きる誰かを救うことになる」
そう考えさせられました。
「愛とは、大きな愛情をもって
小さなことをすることです」
ー マザーテレサ
たくさんの人を
思いやることができなくても
隣にいる誰か、
まずは自分に対してでもいいですね。
温かい気持ちを向けていけたらきっと、
小さなユートピアが次第に
大きなユートピアに変わり、
輪を広げていくはずです。
私たちは
人との間で生きる、
人との輪の中で生きる 
人間なのですから。
 #人生の生き方 #university25

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