映画「Summer of 85」の心地よい不快感



・あらすじ

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・感想
私がこの映画にタイトルを付けるとしたら
「なぜ君は墓の上で踊れなんて?」
だなと思いました。
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このタイトルは
主人公のアレックス目線で
考えたのですが、
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それほどこの映画は
アレックスの主観が強かった印象です。
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映画は全体的にアレックスが
日記を振り返っているような
描き方でした。
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事故で亡くなるダヴィドだけの
シーンはほとんどなく、
つねにアレックスと共にいた
ダヴィドの姿がありました。
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内気で文学的な
主人公のアレックス(16歳)。
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アレックスの初恋の相手は
2つ年上のダヴィド。
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陽気で社交的で
アレックスとは対照的なダヴィドです。
ダヴィドは、はじめてアレックスを
見た時に一目惚れをしました。
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ダヴィドが時々、
折りたたみのクシで髪をとくのですが、
私には折りたたみ式の短剣のように
見えてしまう時がありました。
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それは、時に狂気的な陽気さを見せる
ダヴィドの姿がそう魅せたのだと思います。
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お互い友情を超えて想い合う2人。
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あるときダヴィドは正気ではない誓いを
アレックスに求めます。
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それは、
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―「(親友よ)どちらかが先に死んだら、
残された方はその墓の上で踊ろう」
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というもの。
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そんなのは出来ない、
と反対するアレックスでしたが
恋心を寄せる友の願いに反抗できず、
ダヴィドとの誓いをたてます。
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そしてまるで結婚式の誓いのキスのように
2人は"お墓の誓い"をたてたあと、
キスをして友人から一線を越えたのでした。
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私はダヴィドがこの
"お墓の誓い"をたてたのは、
「たとえこの後の自分達が恋人同士になって、
そして別れを経ても親友で居続けよう。」
という願いからだったのかなと思いました。
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それゆえまだキスをする前の
友人関係の際にこの誓いを願ったのかな
と思いました。
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「儚くて脆い恋人関係ではなく、
揺るぎない親友としての関係で
死んだあとも居続けられますように」
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アレックスという存在が
ダヴィドにそう願わせたのかと思いました。
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この映画は文章では表現しにくい
ザラザラとした青春の葛藤が
描かれています。
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時に芳しく(かぐわしく)、
時に口を噛んでしまったあとに滲む
血の味のような"不快感"があります。
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しかしこの"不快感"こそが
青春の葛藤でありもどかしさ
なのかなと思いました。
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映画のラスト、
アレックスはお墓の上で踊るのか?   
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ぜひご自身の目で確かめて見てください☺️





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