フェアプレーに感涙、これがスポーツマンシップだ!


土曜日の朝、 
何気なくつけたテレビで
「フェアプレーランキング」という
爽やかなコーナーが流れていた。

世界中から集めた
フェアプレーの動画を紹介しているのだが、
私は思わずテレビに釘付けになった。


そしてそのコーナーが
終わる頃にはティッシュで涙を拭いていた。

ランキングの3位から
「あ、これは来るな(感動する)」
と思っていた。



3位のフェアプレーは


全国高校軟式野球選手権大会の準決勝。

岐阜の中京と広島の崇徳との試合で
両者延長50回までもつれ込む
大変過酷な試合になった。

勝敗は岐阜の中京にあがったのだが、
試合後、死闘を繰り広げた選手同士が
健闘を讃え合う姿に胸を打たれた。
私の涙腺ボルテージは
10段階の5まで来ていた。



2位のフェアプレーは

ヒューイット選手(豪)とソック選手(米)の
試合での一面。

ヒューイット選手の
サーブから始まったのだが、
ボールはライン外の判定を受けた。

ふたたび、ヒューイット選手が
サーブを打とうとしたその時、
ソック選手が

「ボールが(ライン内に)入ってたから、
チャレンジしたいならどうぞ」

と、ラフにこういったのだ。

チャレンジとはボールを打った選手が
審判の判定に納得できないとき、
一試合中三回まで
申し出ることができる制度のこと。


ヒューイット選手も観客も
解説者もみんな驚いている。
考えた末、ヒューイット選手は
チャレンジを選択し、判定を待つ。


結果は「ライン内」だった。



この判定にソック選手は
「ほらね、インだったでしょ」と
嬉しそうな顔。
このフェアプレーの素晴らしさは、
ソック選手の一言もそうだが、
それを信じたヒューイット選手にもある。

私の涙腺ボルテージは
溢れる寸前の8だ。



1位は甲子園、

との試合での一面。

猛暑の中での試合は7回、
打席に立った花咲徳栄の菅原選手は
デッドボールを受けた。

しかし彼は
「デッドボールじゃないんです」
自らの避け方が悪かったせいだと言い、
死球を辞退、相手ベンチに頭を下げ
ふたたび打席に立った。

誰が見てもデッドボールで、
塁に出ることが出来たのに
彼は自身のフェア精神を通した。


そんな彼に奇跡がおこる。


打席に戻り構え、
ピッチャーが投げたボールは
勢いよく菅原選手のバットにあたり
高く高く天まで伸びた。

菅原選手、
3年間の公式戦の中ではじめての
”ホームラン”になったのだ。


「神様が打たせてくれたのかも」
そう思ったそうだ。

私は菅原選手が相手ベンチに
頭をさげたとき、涙腺が崩壊した。
涙腺ボルテージ10+++(プラス3)

「自分のせいで試合を

中断してしまってすいません」


菅原選手はどんなときも
野球に真摯に向き合ってきたのだろう、
そんな「いい人」に

「野球の神様がご褒美をくれた」

としか思えない一面だった。



◼︎フェア精神は日常生活でも


どのフェアプレーも
心が洗われるような気持ちになった、

そして自分もこれら選手のように
真っ直ぐに誠実に生きていきたいと思った。

ちょっとした誘惑や怠惰、
これらが現れたとき
フェア精神を貫きたい、

「良いことをすればまわりまわって
ちゃんと自分に返ってくる」


そう信じて。

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