楽しむことこそ上手なれ



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- (大谷翔平選手は)
    ミケランジェロと
    アインシュタインみたいなものですよ。
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    ああいう人は芸術も科学も、
    すべてをこなすことが
    できるのですから。
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(本書『SHO-TIME』より
日本ハムファイターズの
大渕隆スカウト部長の言葉一部抜粋)
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大谷選手の人間性は
一体どうやって養われたのだろう?
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失礼ながら野球について無知な私は
大谷選手の野球界での凄さを
あまりわかっていない。
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というよりも大谷選手が
凄まじい次元にいらっしゃるゆえ、
頭が追いつかないと言った方が
正しいのかもしれない。
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プロ野球界で
ピッチャーとバッターを両立させ、
そしてそれを進化させ続けることの
難しさを理解することは容易ではなかった。
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そんな野球無知の私でも
わかることがある。
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それは大谷翔平選手の
人間性の素晴らしさ。
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と、私が語ることは
大変おこがましいことと百も承知なのだが、
どんなところを素晴らしいと思っているのか
お話しさせて頂きたい。
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ぎゅっとまとめると
謙虚さ、誠実さ、真摯さ、
社交的さ、ストイックさ、
ストイックさ、ストイックさ・・・・
である。
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国民的、いや
今や世界的スターである大谷選手。
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大谷選手のお人柄は
海外ファンからも大人気だそうで、
謙虚で気遣いができて
礼儀がある選手だと言われている。
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私生活もメジャーリーガーではありえないほど
落ち着いてらっしゃるそうで、その様子は
日ハム時代のチームメイトアンソニー投手の
「あいつは完全に俗世から切り離されていた」
という言葉からも大変理解できる。
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私は不思議で仕方なかった。
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超一流のスポーツマンで
経済的にも豊かで向かう所敵なしのお方が
一般の方よりも質素に、欲無く過ごせることが
不思議で仕方がなかった。
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大谷選手は元から欲の無い仙人として
プログラムされて生まれてきたのかと
一見思うが、そこには大谷選手に
関わった方の叡智とご本人の努力が
詰まっている。
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大谷選手のお父様の
「野球に対する敬意」や
花巻東高校の「スポーツを通した
人格形成プログラム」の教えが叡智であろう。
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そこに
大谷選手の生まれ持った気質が
化学反応のごとく結び合わさり、
『100人に一人のスーパースター』という
ポジティブな結果が生まれたと
私は解釈している。
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お酒はほとんど呑まず、
飲んでも挨拶がわりのビール一杯。
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砂糖をやめてグルテンフリーを心がけ
白米を玄米に変えたストイックな食生活。
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人間誰しもリラックスしたい瞬間が
あると思うのだが、大谷選手からは
そのひと瞬きすら感じられない。
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むしろ自身のストイックさを
楽しんでいるように見受けられる。
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そんな大谷選手が
リラックスしているとするならば
それは奇しくも野球をしている時だろう。
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本書のなかで大谷選手について
多々登場するワードがあった。
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それは「楽しむ」というワードである。
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野球を楽しむ。
試合を楽しむ。
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自身が大きな怪我をした後でさえ、
「どんなピッチングができるか楽しみだ」と
述べていた。
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大谷翔平選手は
楽しみに真っ直ぐな選手なのだと思う。
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誰もが無理だと言った「二刀流」も
楽しくて続け結果が前人未到の
「二刀流」を生んだ。
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スポーツマン、勝負しゆえ
「勝ちたい」という自身の気持ちも
もちろん大きいとは思うが、
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それ以上に「楽しむ」を
求めている気がする。
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「好きこそ物の上手なれ」
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そして。
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「楽しむことこそ上手なれ」
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WBCの連日の熱戦ではそんな「楽しむ」
を誰よりも味わっている
大谷選手を垣間見れた気がした。
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今までスポーツと切り離せなかった
「努力・根性・忍耐」というワードを
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「楽しむ」が包み込む時代に
来ているのかもしれない。
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誰よりも大好きな野球を楽しんだ人が
その先にどのような放物線を描くのか、
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ボールは日本を越え、
アメリカロサンゼルスに届いた。
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これよりロサンゼルスから描く放物線は
きっとその軌道を眺める多くの子どもたちに
希望として届くことだろう。
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ホームラン。
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.P.S. 
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Dear Mr. Jeff Fletcher
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『SHO-TIME』。
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素晴らしい本書により
大スターの野球人生を詳しく知ることが
出来ました。野球初心者にも分かりやすく
読みやすく本文を提供下さったことに
心からの敬意と感謝を申し上げます。
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From Fumika
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