子供たちに怒れない代わりに



以前、
『ボクらの時代』というトーク番組を
みていた時のこと。
※ボクらの時代は
毎回さまざまなジャンルで
活躍するゲストが集い、多彩な話題や
事象を取り上げていくトーク番組。
ゲストはお笑い芸人の
オードリーの春日さん、
パンサーの尾形さん、
あばれる君(さんなしで良いかな?)
の3名。
トーク内容は、
互いの芸風やコンビ仲についてに始まり、
最後子育ての話になった。
「(仕事で)家事ができない代わりに
子どもと遊ぶときは全力で遊ぶって
自分の中で思ってて・・・」という
芸風同様に全力のパンサーの尾形さん。
「娘にさえ好かれていたら
どんな目にあってもいい仕事とか・・・」
という漢気を感じる
オードリーの春日さん。
「子育てって迷いますよね〜」
子供って騒ぐじゃないですか!
でも大人の常識に当てはめて
ダメとかいうじゃないですか!
でも子供にとってそれは
自然じゃないですか!!
それを(ダメと)言っていいのか・・・(中略)
(自分で体験して覚えることもあるのに)
先に大人が答えを
教えちゃっていいのかなって・・・」
と子育て方針に葛藤するあばれる君。
(↑私も悩むと思う)
みんないいパパしてんな〜
と思った私はその後「娘に怒れない」という
トーク内容の中での春日さんの話に
とても共感してしまった。
(以下春日さんのトーク内容)
「怒るというか
なんだったら褒めちゃったりする。
前に食べてる時にスプーンを投げてさ、
けっこう飛んだの。
”うわっ!肩強いな・・・”
と思って。
で、壁に当たって
”うーわっ!!いいねぇ!!!”
って言ったらすごい怒られて、
投げたこと怒ってよって(嫁さんに)
でもすごい飛んだからと思って笑」
なぜ私がこの話に共感したのか?
それは私も子供に
怒れない人間だからである。
普段、学童の仕事で
小学生の子と接する中で、
私は子供たちに怒ることができない。
おそらく私が春日さんの
立場だったらきっと、
「わ!よく飛んだね!!
でもほら!〇〇ちゃんも
急に物が飛んできたらびっくりしちゃうよね?
他の人がいたら怪我しちゃうし!
〇〇ちゃんのそのすごいパワーは
お外遊びの時にたくさん見せてね!」
と言ってしまうだろう。
「自分の子供じゃないから
怒れないのでは?」
と思われる方も
いらっしゃるかもしれないが、

怒ることでダメを指摘するのではなく、
「なぜダメなのか?」の理由を大人として
きちんと説明させて欲しいという気持ちの方が強い。
怒っているという態度の方が
「ダメなことをしてしまった」という
 子供の理解は早いかもしれないし、
ただでさえ大変な子育て中に
説明する時間なんて割けない!と
いつか私も思うだろう。
それでも今は
間違いの背景を説明することで、
子供たちの世界と大人の常識が
交差する点を作っていきたい。
子供たちの世界を
共に開拓して行けたらと
願うばかりである。

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