このところ、
お父さんと過ごす時間が増えた。
正確に言うと、
休日にお父さんと過ごす時間が増えた。
私の家族は
父、母、姉、私、猫の
4人(+1猫)家族である。
父以外、
猫も含めてみんな女性だ。
そこに一人お父さん。
きっと肩身の狭い思いをしているだろうな、
いや、させてるだろうなと娘の私は思う。
女性は群れを成すと
やや批判的になる。
「男子サイッテー」
とでも言うように。
肩身の狭いお父さんもこの
"男子"と同じ思いでいるかもしれない。
小さい頃から私はお父さんが
大好きだった。
単身赴任をしていたお父さんが
週に一回、家に帰ってくるときは
大喜びしたし、
お父さんが帰らなければならないときは
大泣きして見送った。
よく幼い娘が言う
「お父さんと結婚するー!」も
発言済みの記憶がある。
そんなお父さんとこの頃、
休日を過ごす時間が増えた。
24歳の私と
61歳のお父さん。
私はお父さんの前だと
あまり話さなくなる。
に比べて母と姉、
友達の前では比較的よく話す。
お父さんの前では私は不器用になるから
お父さんは思春期の息子を見えているように
思っているかもしれない。
お父さんと母姉、友人の前での私は
「どっちが本当の私なのだろうか?」
と思うけど、
どっちも本当の自分なのだろう。
だけれど私は、
お父さんの前の自分が
一番"自分らしい"ように思う。
そう思うと
お父さんは"自分らしい自分"
にさせてくれる「唯一の存在」
なのかもしれない。
お父さんの前では
不器用になる自分を時に
嫌になることもあったが、
きっとそれは
"自分らしい自分"を見たことの
恥ずかしさからだと分かった。
娘として生まれた私は
息子にはなれない。
息子にはなれないけれど、
"息をする子"としてこれからも
寄り添わせていただけたらと思う。
一人の娘として。
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