音に音を重ねる




この間わたしは
ワイヤレスイヤホンを買いました。


それがとても優秀で、
音はいいし充電は5時間保つし
使いやすいし、ノイズキャンセルも
ちゃんとしてくれるし、

こうしてみんなオシャレに
音楽を楽しんでいるのだな
と思いました。




基本、
ワイヤレスイヤホンから
流れる音は1つです。
聴いている音楽の音だけ。

だから
「私だけの音だ!」
なんて思わせてくれます。


対して
旧型のイヤホン。

コードは絡まるし
たまに静電気でバチってなるし
ノイズも聞こえます。

音が洗練された
ワイヤレスイヤホンとは大違い。

でも私、
それが良かったんです。

周囲の音に
自分の音楽の音を重ねて聴く。


案外わたしは
その音が好きだったのだな
と気づきました。


道路を行き交う車の音も
下校中の学生の声も
夏のセミの声も

私にとってそれはノイズじゃなくて
アンサンブル(合奏)でした。

周囲と自分の音楽の音を
共有している気になります。




例えば、
旧イヤホンをつかって
競技場で音楽を聴けば、
「歓声」という声の音が
音楽の音に重なります。

周囲と競技場の熱を
共有している気になるでしょう。

その時にオススメの曲は
ミスチルの「GIFT」です。


また、
朝の通勤ラッシュ。

人の波に
押し倒されそうになるなか、
旧イヤホンをつかって
足音に音楽の音を重ねる。

周囲と社会を生きぬく強さを
共有している気になるでしょう。

その時にオススメの曲は
菅田将暉さんの
「見たこともない景色」です。






もちろんワイヤレスイヤホンの
利便性もありがたく思っています。

ただ、私はこれからも
「周囲の音に自分の音楽の音を
重ねて聴きたい」と思いました。




ワイヤレスイヤホンと旧イヤホン、
使い分けが大切ですね!

みなさんの旧イヤホン、
ぐるぐるに絡まっているかもしれませんが
いつか音に音を重ねてみてください。

まずは上手くほどけますように。





「あ、私はノイズ追加で!」




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