右手(利き手)は作業の妨げになるため、
指輪をはめたくない。
となると左手に指輪をつけるしかない。
中指には小さすぎる。
人差し指には大きすぎる。
小指、親指は何か違う。
そうすると、
空いているのは薬指。
そう、
左手の薬指しかないのだ。
「はぁ。」
と思わずため息がもれる。
なぜため息が漏れたかというと
私は、左手の薬指は
「結婚している人、
もしくは恋人がいる人専用」の指だと
思っているからだ。
独身で恋人のいない私にとって
左手の薬指は聖域のような指なのである。
「手元をおしゃれに見せたい」
という欲で侵してはならない指だと
思っているのだ。
しかし、指輪をはめたい。
どうしても左手の薬指にはめたい。
(サイズ的に)
そもそも、
左手の薬指はいつから
「婚約者・恋人持ち専用の指」に
なったのだろうか?
これは古代ギリシャの考えが
関係しているらしい。
古くからギリシャでは、
左手の薬指と心臓は一本の血管で
つながっていると信じられてきたそう。
このことから、
左手の薬指に指輪をつけることは、
"お互いの心をつなぐ"という
意味があると信じられてきた。
ゆえに左手の薬指に
指輪つけるようになったのだそう。
この事実に私は驚いた。
「左手の薬指は
指輪をはめれる理由がなければ
はめてはいけない」
と思っていたからである。
指輪に惹かれた
”おませさんな少女時代の私”から
”恋人なしの今の私”までの常識が、
見事にひっくり返された気がした。
左手の薬指は
別に「婚約者・恋人持ち専用の指」
というわけではないようだ。
ん?
ちょっと待て、待ってくれい。
では、左手の薬指が
「婚約者・恋人持ち専用の指」
というイメージになったのはなぜだ?
私のように
「なんとなくはめちゃダメな指」
と思っている方々の”暗黙の了解魔術”
にかけられたせいなのか?
”空気”というのか、
集団心理による影響は凄まじい。
さて、
「私調べ」により左手の薬指は
誰が指輪をはめてもいいとわかった所で、
私は堂々と左手薬指に
指輪をつけようと思う。
チャッキーン!!
(指輪をはめたところ)
キラキラ〜
(効果音)
私は”がめつい女性”のようにも思えるが、
お気に入りの指輪をはめるためだ。
「独身・恋人なし」なんて関係ない。
私ははめたい指に
自分の好きな指輪をはめる。
たとえそれが
今まで聖域とされていた指であろうとも。
(追記)
こうして私は無事、左手の薬指を
着飾ることができたのでした!
(見出しの写真)
ちなみに一番右の指輪は、
母からもらったダイヤの指輪。
その左は姉からもらった指輪。
その左は曾祖母からもらった
指輪(18金)です。
いつか自分で自分の欲しい指輪買います。笑
まずは物欲を取り戻さねば・・・
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