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半年に一度私は、

「あぁ死ぬときは、
これくらい穏やかな気持ちで
死ねたらいいな。」

と思うときがある。


その時は何にも心が囚われていなくて、
ただ人間という肉体の入れ物に入った
自分だけを感じる。

そして外界との境界線が非常に薄くなる。

河原に穏やかに揺れるススキが
自分と同じように感じる境地に至る。








この穏やかな気持ちは
だいたい散歩をしている時に
感じることが多い。

いや、毎回散歩をする時に感じている。

歩幅は狭く、
浅く呼吸をしながら歩く。

行先は決めていない。









いつか自分が死ぬとき、
こんな穏やかな気持ちで死ねるのだろうか。

だとしたらとても幸せな最期だろう。

「まだ24の若者が何を言う」
と思われるかもしれないが、
死は誰にでも平等に訪れる。

その平等な死に対する準備は
何歳からしても良いのではないか?
と私は思うのだ。








「与えられた命」
「生きるという使命」は
必ず最期まで全うする。




そして
「あぁいい人生だったな」
と思ってこの世を旅立つ事が出来たら、





私の人生、
申し分ない。





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