カメラロールの中の"自分写真館"




昨日、
帰り道の電車の中で私は
カメラロールの写真を見直していた。


カメラロールというのは面白いもので、
「なんでこの写真撮った?」と
すこし飽きれて笑えるような
ものもある、”自分写真館”だ。


私は約2年前、
2019年の2月で指を止めた。

とめた時期は大学4年生、
卒業前の最後の2月。

私は2月からの1ヶ月間
語学留学をしていた。

留学先はオーストラリア、
日本とは気候が真逆のため
半袖の夏着ばかりを持っていった
記憶がある。

そんな真夏のオーストラリアでの
1ヶ月はとても刺激的だった。





日本から渡航後、
私は事前に申し込みをした
語学学校に通った。

そこでは、
イタリア、フランス、ブラジル、
コロンビア、韓国、台湾、中国
様々な国の友人ができたのだが、
その友人たちとの中で
印象的な日常がたくさんあった。

イタリアでも陽気なのは
南イタリアの人で北イタリアの人は
シャイな人が多い。
とか

マリオのジャンプ音は
各国共通でウケる。
とか

デスパシート(洋楽)を
流すとみんな歌い出す。
とか

私が知らない世界の世界が
たくさん詰まった日常だった。




そんな色濃い日常は、
私のカメラロールの
自分写真館でひときわ強い存在感を
放っている。

”オーストラリア留学”として
写真館で特別展示ブースがなされている
ようなイメージである。





カメラロールの中にある
"自分写真館"の特別展示ブース。






「また、海外に行って
いろんな人に会いたいな、
そして再会もしたい。」
そう思った。





カメラロールの
「2019年」でとめていた指が
ふたたび動き出す。

画面のスクロールは
2020年11月でとまる。





この先”自分写真館”に
追加される写真に思いを馳せて、

最寄駅到着。






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