答えのない言葉が伝えてくること



数字は現実を見えなくしうる。
誰かを愛し、誰かに愛されていた現実を

- グレーテス国連事務総長






みなさんはこの言葉から
どのようなことをイメージするだろうか?

私は、、、と言いたいところだが
この文章を書いている現在でも
何を指した言葉かイメージができていない。





この言葉は新聞の中の
「一文紹介」で見つけた。

考えさせられる言葉に
私は思わずメモをしたというわけなのだ。

一文紹介なので
この言葉が書かれた背景も何もわからない。

わかるのは
「誰が書いた言葉か」ということだけ。







「グレーテス国連事務総長」


この方は9代目国連事務総長として
”人間の尊厳”を活動の中心に据え、
平和の仲介者、平和の構築者、
そして改革とイノベーションの推進に
努めていらっしゃる方だそう。

グレーテス氏は
「人間の尊厳」をモットーに
活動していらっしゃる。


人間の尊厳とは

”一人の人間の存在を
尊いものとして尊重されること”










ここからは冒頭の言葉に対する
私の推測である。





新聞やテレビのニュースでは
犠牲者が数字であらわされる。
「1人」「2人」「3人」

多いときは
「100人」「500人」

”数字は現実を見えなくしうる。
誰かを愛し、誰かに愛されていた現実を”


数字により一括りにされた命は
その人の人間としての尊厳を
霞め(かすめ)させる。

誰かを愛したこと、
また自分が誰かから愛され
育てられ、守られたことを。



これはあくまでも私の推測だが
グレーテス氏はこのようなメッセージを
伝えたかったのかもしれない。







日常で目にする
「1人」「2人」「3人」

この背景には
「数に置き換えられた命がある」
ことを知っておきたいと私は思った。









◼︎最後に冒頭の言葉を再び


”数字は現実を見えなくしうる。
誰かを愛し、誰かに愛されていた現実を”



みなさんはこの言葉から
どのようなことをイメージするだろうか?






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